怪獣幻図鑑―池谷仙克画集

素晴らしい怪獣宇宙人デザインを数多く手がけられた池谷先生。
その美術の素晴らしさに触れる事が出来る一冊です。
amazon内では残り数冊ですが、お金に余裕があれば、
値段分楽しめます!

『ウルトラセブン』
【パンドン】
 個人的には「串カツ」パンドンも、ゴース星人に合っていて
 良かったと思いましたが、池谷先生ご本人はデザイン画のほうが
 好きだったとのこと。
 デザイン画ですと、本編や後のリメイクとは違って、
 かなり禍々しい怪獣となっており、これはこれでゴース星人に
 ピッタリではないかと思います。

【ゴース星人】
 本編ではウルトラ警備隊に全滅させられてましたが、
 デザインでは戦闘形態もあったようです。
 非有機的なデザインでありながら、他の甲冑モチーフよりも、
 「亡霊」的な雰囲気が出ていると思います。

【ペテロ】
 イソギンチャクのイメージとのことですが、
 どちらかと言えばクトゥルー神話の「ヨグソトース」にも見えます。
 センスが時代の先を行っていたんだなと痛感します。

『帰ってきたウルトラマン』
【サドラー】
 本編では地味目ながらビビットなカラーリングに惹かれます。
 「命名」とあるので池谷先生のネーミングでしょうか。

【ダンガー】
 デザイン画だと、ライオンがモチーフだと分かります。
 こちらはパンチではなく、引っ掻きが得意そうです。

『シルバー仮面』
【キマイラ星人】
 これは分かりやすい甲冑モチーフだと思いますが、
 アイアンキングの連中やゴース星人巨大化に比べると生物的に見えます。
 
【ゾール星人】
 海洋生物がモチーフなのかと思ってましたが、
 歌舞伎の隈取がモチーフのようです。
 これは、改めて言われると、なるほどと思えました。

『アイアンキング』
【鋼鉄の同志】
 残念ながらトンガザウルスしか掲載されていません。
 しかも、トンガザウルスにはそこまで拘りが無いようで・・・

『ファイヤーマン』
【ネロギラス】
 怪獣なのに筋肉ムッキムキ。これは良いと思いますが、
 いかんせん着ぐるみの出来が悪かったです。

【デストロザウルス】
 まさかこんなに格好良いデザイン画だとは思いませんでした。
 顔も格好いいし、ヒビの入れ方もまたコントラストになって格好良い。
 当時の予算のなさが嘆かれます。

【ダブルゴッド】
 着ぐるみでは、無理やり首を追加した感じでしたが、
 こちらは上下に分かれていて秀逸です。
 これも着ぐるみを頑張って欲しかった・・・


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シルバー仮面・第23~25回

【第23回・東京を砂漠にしろ!!】
 市川森一先生的には久々の欝回です。
 フンドー星人に街を破壊させるか、その後のミサイルが町を壊すか、
 という過酷な二択をヒーローに迫ります。
 最初のミサイル破壊では、一瞬何が起きたのか解りませんが、
 数秒後に町が全滅した事が解るので、恐いです。
 一生懸命やったのに市民に問い詰められるのは何度見てもつらい展開です。

 手がフレイルになっているというのは、当時としては珍しかったのではないかと思います。
 『鋼鉄ジーグ』にもそんな奴がいましたが、フンドー星人は生物ですし。

【第24回・標的はあなた!!】
 こちらは、『ウルトラセブン』のビラ星人回とボーグ星人回を足した感じでしょうか。
 物語としては、マイナス要素はありませんが、特にプラス要素も無いかと。
 後に『キカイダー01』でイチロー役を演じる池田駿介さんも
 出演されてました。

【第25回・輝け!! シルバーレインボー】
 おそらく、叔父さんの視聴者評が一番下がる回です。
 「アイツの身体は放射能だらけだ!」
 「シルバー仮面が宇宙人と戦うのは当然じゃないか。」
 等など、普通は思わないか、思っても相手を思って口に出さない台詞がでます。
 後者等、ヒーローだから犠牲にしていいみたいな、本当に独り善がりな発言です。
 一応、兄弟を助けてくれたこともある叔父さんですが、
 それだけに裏切られると哀しい・・・しかも、反省している様子も無い。
 『ジャイアント』の中でも、特に後味の悪い回です。

 内容はそんな感じですが、家を抱えて超空間から脱出するシーンはシュールでしたし、
 必殺技の「シルバードリル」は、インパクトが強すぎます。
 腕や足に装着するのはよくあるが、まさか頭から被るとは誰が予想しえたでしょうか…。
 また、螺旋上のドリルではなく、ストレートドリルというのも画期的だと思います。

【第26回・アンドロメダ 2001】
 これは集大成ですね。
 宇宙の平和の為にと作り上げた光子ロケットで、宇宙から友好関係を結びに来た
 相手を攻撃してしまう・・・本当にやりきれない想いが、
 兄弟達からも伝わってきました。
 しかし、それを仕向けたワイリー星人もまた、『シルバー仮面』敵宇宙人の、
 集大成と言える極悪人です。見た目は怪獣ですが。

 最後は、ツッコミ所はあれど、贖罪と、未来への新たな希望を込めて
 宇宙に旅立つと言う壮大なものです。

 ところで、ワイリー星人は宇宙人なのに見た目はどう見ても怪獣。
 あんまり知性があるようには見えません。やることはゲスの極みですけど。
 デザインについては、予算が無かったのか
 「貧相なザラガス」とかそんな感じになってます。
 でも、デザイン画だと、グドンのスマートさとザラガスの量感を
 同時に表したような格好良いヤツなんですけど・・・


シルバー仮面・第19~22回

【第19回・逆転 シルバー旋風斬り】
 巨大化前のシルバー仮面は、「宇宙開発の負の側面」を見せてくれましたが、
 『ジャイアント編』開始以降では久々にそれが見られる回です。
 春日博士のライバル・鳥島博士が、春日博士の発見した星を探索し、
 初着陸の栄誉を横取りします。
 一方、恋敵でもあって、春日兄弟の母親の面影を残すひとみに対して、
 尋常ならざる目線を向ける老人と、それをあからさまにではないにせよ、
 嫌がるひとみはなかなかリアルな演技でした。
 ただ、名誉を横取りした鳥島博士一行もギラスモンに殺され、
 後味の悪いシナリオに仕上がっています。
 『ウルトラセブン』で恐竜戦車回を執筆された上原正三先生も、
 こういうドロドロした話が描けるということでも以外でした。

 バトルでは、敵の触手攻撃を鎖鎌で絡め取りながら間合いを詰める所が格好良かったです。
 フィクションで鎖鎌を正しく使うのは珍しいケースではないでしょうか?

【第20回・必殺!! シルバーミサイル】
 これは普通の怪獣モノです。
 エネルギーを吸い取る設定もバルンガほどの絶望感も無くで、
 あまり特筆する事は無いと思います。

【第21回・シルバー アローがえし】
 こちらも宇宙開発とは関係ないのですが、
 アンドロイドや改造人間の悲哀が描かれる回です。
 ガイン星人に作られたため、ガイン星人には逆らえないようで、
 光二にターゲット以上の感情を持ってしまった辛さがよく表れていました。
 母親のことを聞かれた時も、少し辛そうでしたしね。
 脚本は、上原正三先生ですが、この辺の悲壮感描写は
 後の名作『仮面ライダーBlack』にも活かされているのでしょうか。

【第22回・弾丸!! ミサイルキック】
 改造人間の悲哀の次は、西洋人形のホラーです。
 人形を使ってレーダー索敵を妨害する等、ホラー要素以外の戦略性も
 見所だったと思います。
 一方で、リカが誕生日に光二が来ないことを残念がりつつがまんしたり、
 戦いの厳しさを描きつつ、最終回にも繋がる描写があります。

 新必殺技の「ミサイルキック」は、ミサイルを蹴ってぶつけると言う
 当時としては斬新な発想ではないでしょうか。

【怪人怪獣デザイン】
・ギラスモン
 『ウルトラマンタロウ』のバサラあたりの前身といったところでしょうか。
 解りやすく植物怪獣といった感じです。
 最近の特撮では触手はCGが多いですが、こちらは操演で頑張っていました。
・インバス星人
 何でも吸い付けてしまうという設定どおり、スクラップが集まったような
 デザインをしています。左右非対称ですし今で言うアンデット属性でしょうか。
・ガイン星人
 設定画では、甲殻類が人類に進化したような奇抜なデザインなのですが、
 例によって造形が残念で地味な怪人にしか見えません。
 的から矢を放つのも、シュールで面白いです。
・ゾール星人
 これは池谷先生の奇抜さがモロに出た宇宙人です。
 モチーフ不明ですw


テーマ : 特撮・戦隊・ヒーロー
ジャンル : 映画

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暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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