背景講座 番外編

番外編というか言い忘れたことを言ったりします。
絵やストーリーの好き嫌いは人によりますが、
漫画の見やすい見づらい、ストーリーの読み進めやすい進めづらいは
だいたいの人に共通しています。
同じくらいの画力で、同じ原作なら
見やすい漫画の方が評価は高いでしょう。
というわけで小技集。

モブキャラ
動く背景ともいわれる名もなき人物たち。
まあドラマでいうところのエキストラです。
当然漫画でもこれによって世界観や雰囲気を表現できます。
同じ場所でも時間帯によって人々の年齢層や人数は変わります。
たとえば同じ校門を出る場面でも、周りに人がいるかいないかで、
普通に下校中なのか、こっそり学校を抜け出しているのかが分かります。
また、モブキャラを主人公がどういう人物なのかを測る物差しにすることもできます。
周りと同じような格好をしていれば場に溶け込んだ人物、
ずれた格好をしていれば溶け込めない、あるいは敢えて溶け込まない人物など。
また、パーティーなどでみんなが楽しそうにしているときに
一人だけつまらなそうな人や落ち込んでいる人がいれば、この人はどうしたんだろうと
作品世界に読者を引き込むことができます。


コマの中での背景

前回も書きましたが、漫画というものは
同じ構図やアングルが続くとつまらなく感じてしまします。
そのためにも、1ページの中でどのコマで舞台設定を示し、
どのコマで人物の感情を出し、どのコマで人物の行動を示すかが重要になります。
まず、どこで何をしているのかを示す場合、
人物は背景に対して小さく描くのが基本です。
制服を着た人物が二人で歩いていても、アップばかりでは
下校中なのか休み時間に廊下を歩いているのか分かりづらいです。
haikei-s1.png
感情を表す場合はむしろ舞台を表す細かい背景は描かない方がよいでしょう。
もちろんバックに夕日を入れたり、
雷や氷山など実際にないものを入れることで感情を強調するのはありです。
単に集中線を入れるだけでも請求力は上がります。
また、広い空間に一人孤独にいるといった場合は
広さのわかる背景をいれるのもてです。
とにかく、見やすい漫画を描きたいなら
「場面」「位置関係」(同時でもよい)が分かるコマを必ず1ページに1コマは入れましょう。
究極の形が『ドラえもん』でしょうかね。
もちろん藤子先生は普通に風景とか描いても上手いわけですが


ここからはあんまり背景と関係ありません…
つかみゴマ
漫画に於いて1ページ目の最初のコマ。
まず、ここで読み手の心をつかむ必要があります。
つまり、どこで何が起こっているのかを読み手に伝えるコマです。
同人誌にしろ、読み手は他にも読みたいものをたくさん持っているわけで、
ここで失敗すると、そこから先読んでもらえません。
基本的に世界観を表す場合と行動を表す場合がありますが、
読み手に「ここではいったい何が起きているんだ」と
続きを楽しみにさせる点では共通しています。
世界観を表す場合は風景や建物を描きますが、
吹き出しやや効果音を入れるなど工夫が必要です。
行動を表す場合は何をしているのか、何を考えているのか分かりやすくします。
このほかにも、読者の興味を引くテクニックはあります。
ジャンルによっても様々なので、好きな漫画等で
研究してみましょう。
haikei-s2.png


みせゴマ
漫画を描くにあたり、1ページの中で、どのコマが重要なのかを一目でわからせる必要があります。
当たり前ですが、見せたいコマは大きく、特に重要でないコマは小さく描いた方が、
書き手の意図が読み手によく伝わります。
逆にこれが上手くいかないと単調でメリハリのない漫画になってしまいます。
また、単にコマを大きくするだけでなく、コマを"抜く"ことがあります。
これは上図のように枠線が断ち切り線を突き抜けている、または枠線がないコマです。
コマを強調したいときや、戦闘シーンの迫力を出したいとき等に有効です。
ただし、使いすぎるとどこを強調したいのかわかりづらくなるので、
目安として1ページに2コマ程度と考えておいてください。
また、抜きすぎるとページがふりにくかったり編集さんが疲れます。

引きゴマ・めくりゴマ
漫画をスムーズに読んでもらうためには、抵抗なくページをめくってもらう必要があります。
そのためには引きゴマ・めくりゴマを意識しましょう。
(この2つ、目的は一緒で、特に違いは無いと思います)
引きゴマとは、見開きページにおける左下のコマのことです。
ここで会話や行動が完結させてしまうと、
読み手の次のページに行こうという気持ちを減らしてしまいます。
私もある程度のページ数を描きますが、引きゴマは常に意識しています。
32ページくらいになると、引きゴマが上手くいかなければ確実に飽きられます。
せっかく面白い話を思い付いても、途中で飽きられてしまっては意味がありません。
逆にそこらへんができると私のようにたいしたことない話でも最後まで読んでもらえます。



なんだか小技集のつもりが結構長くなってしまいました…
一応後輩達には入部時の描き方講座で言ったことも含まれているわけですが、
私の説明不足かコマの使い方も上手くいってない子が多かった…
なぜ、伝わらなかったのかと研究中です。
ただ、うちの漫研は一人一人の技術を上げることを目的としてるし
見やすい漫画を描くというのは代々徹底されてきたわけで、
今年は自分がそれをやらなくてはならない…
支部長といっても仕事自体は本部長なので、責任重いです 。
まあ、説明用のプロジェクターとスクリーンは借りられたので、
それを使って何とかやります。
見下帝様やたまき様に問題ないと言ってもらえてなんとか自身が持てましたが
いや応援してくださるからこそがんばらなくては
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背景講座⑤

今回は遠近法以外の背景。
その他の注意点などを説明します。


まず、背景を描く場合でも、必ず遠近法を使わなければならないという決まりはありません。

例えば、使いたい背景を写真で撮ってきて、それを拡大縮小。
それをトレースしても背景になります。
ただし、真面目に背景を含めた漫画を勉強したい人にはお勧めできません。
その場しのぎにはなっても応用できません。
また、この場合でもキャラと背景を上手く合わせるには遠近法の知識と技術が不可欠です。

ほかに背景としてつかわているのが空です。
砂漠や海のように背景を埋めるものがない時でも空は役に立ちます。
今では空のトーンなども多数市販されていますが、
描き手の個性を出すことはできません。
特に空や海の描き方は絵師の数ほどあるといってもいいでしょう。
とはいってもやはり基本はあります。
トーンを使わない場合は雲だけで表現することになります。
プロでも空にトーンを使わない人もいるのでそういう人の絵を参考にしましょう。
(ONEPIECEの尾田先生などはあまり使わないようです
 ていうかもともとトーンの少ない漫画ですけど)

トーンを使う場合、基本的に空は上にいくほど色が濃くなるので
グラデーショントーンを使うとよいでしょう。
あとはトーンの削り方で空を描くことができます。

ただ、どちらの場合も光源はしっかり意識して描いてください。
昼ならば光源は上から、朝日や夕日なら下からになります。

また、天候によっても雰囲気や季節感を出すことができます。
たとえば、雨が降っていれば暗い感情や不安なイメージを与えることができます。
季節感を出すには、夏ならば入道雲を描く、冬なら雪を降らせるなどです。
季節感には植物を描くのもよいでしょう。

そらのほかにも、場の雰囲気を出すために
平行線、集中線、カケアミ等を使うこともあります。


空もそうですが、背景の役割の一つとしてページのあきを埋めることがあります。
漫画を描く上で人物だけでページを埋めることは不可能です。
と言っても、まあできなくもありませんが、アップばかりの構図になってしまい、
内容がおもしろくても読んでいて飽きやすい漫画になってしまいます。
また、場所や時間の移動が分かりにくいのも読んでいて辛い漫画になってしまいます。
ストーリーが長くなればなるほどスムーズな流れが求められます。

ここまで描いて背景は面倒くさいと感じるかもしれませんが、
それはプロアマにかかわらずみんな同じです。
プロにはアシスタントも付きますが、新人時代やデビュー前には
同じ苦労をしています。
ただし、芸術的な背景となれば別ですが、
漫画的な背景というのは時間を掛けただけより良いものができます。
逆に面倒臭がっていると手抜きっぽいものしかできません。

この辺りはモチベーションにもよりますが、
プロの漫画にしろ、我々の作る同人誌にしろ
見ず知らずの人に有料で買ってもらうという大前提があります。
これだけは同人活動でも忘れないでください。
絵の上手い下手、画風の好き嫌いはありますが、
手抜きなものは誰にもうけません。

読む側に対して、読みやすいものを作ることは
描く側として最低限の責任だと思います。
言い換えると読み手の側に立ってどうしたら見やすくスムーズに読んでもらえるか
しっかり考えろということです。
もちろん背景もそういった工夫の一つです。

今回は本当に基本中の基本しか教えていませんが、
しっかりした土台の上にこそ素晴らしいく個性にあふれた建物を建てることができます。
この講座で少しでも土台を作る手伝いができならば幸いです。


いや、長々と書いてしまいましたが、
本番はこれを後輩たちに教えなければなりません。
なんか教える資料やら何やらを作っていて逆に気づくことも多かったり
なんか改めて漫画の奥深さを知りました。

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背景講座③ 演習課題

課題-3
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上図の水平線上の二点を消失点とする二点透視の箱を3つ描きなさい。
ただし、アオリとフカンは必ず一つずつ用いること。
なお、中心線を境界線としてもよい。


課題-4

(図は上と同じ 本番ではちゃんと両方印刷します)
二点透視を使った町並みを描きなさい。
建物は3つ以上描くこと。また、建物の手前には歩道を描きなさい。

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背景講座④

えーと、今回は三点透視
しかしこの三点透視、プロでも描くのには苦労します。
しかもプロでも効果的に使える人は少ない…。
というわけで、これに関しては無理に覚えようとする必要はありません。
ただし、漫画、イラストにおいてさらなる高みを目指したいと考えている人は、
ぜひ挑戦してみてください。
難しい反面、極めればその人にとって強力な武器になります。

どういう場面で使うかというと、
例えば巨大な敵に立ち向かうとき。
敵が個人ならば主人公などよりも大きく描き、アオリ構図で見下ろすようにします。
組織ならば城や本社ビルなどを臨むようにします。
とにかく、高さや大きさを強調するのに適した透視図法と言えます。
また、逆に穴の深さなどを強調することもできます。

自分もはっきり言って理屈は分かっていても実戦で使う技量はありません。
そんな感じなので、ここでは紹介程度に説明しようと思います。
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まず、最初は上図までは二点透視の時と同じです。
しかし、ここでは上の方にもうひとつ消失点があります。

haikei-c3.png
ここで箱の下の点から上の消失点に向かって直線を引きます。
あとはこれの枠をなぞれば三点透視で描いた箱が出来上がります。

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上段の箱を描く時も、二点透視の時と同じ要領で描くことができます。
haikei-c5.png


これだけなら簡単ですが、効果的に使おうとすると非常に難しいです。
慣れてない人が無理に描こうとすると、上に消失点がある一点透視のようになってしまいます。
実際大きさを表現するなら一点透視だけでも問題ないでしょう。

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背景講座③ ~二点透視~

うーむ やはり見下帝先輩がビックサイト付近の校舎に行ってしまったのは痛かった…
もっとも先輩が順調に進級してるってことなんですけどね。
まあ危険が迫ればグリーンコールで呼べばいい!!
というわけで、気を楽にして更新していきたいと思います。


今回は二点透視についてです。
漫画を描く際、やはり一点透視だけでは立体感や大きさを表現しきれないことがあります。
例えば学校やビルなどある程度の大きさを持つものを表現するには
一点透視だけでは物足りないでしょう。
また、漫画に於いては似たような構図やアングルが続くと読んでいてつまらなく感じられてしまいます。
更に、物を斜めから見たとき物の端が見えないときはまだいいのですが、
端が見えるときは二点透視を使った方が自然に見えます。

haikei-b0.png
二点透視とは、最初に説明したとおり消失点が2つある透視方法です。
といっても基本は一点透視と同じなので難しく考える必要はありません。
(ただこのサンプル画像 水平線が膝の辺りにあるので資料としては微妙…
 本番までに他の絵を探すか、他の人にもらいます)

一点透視の場合は消失点が絵の中にあることもありますが、
二点透視や三点透視はたいてい絵の外に消失点があります。
サンプルの場合、この画像だとわかりにくいのですが
右側の消失点は原稿用紙の断ち切り線の辺りにあります。
左側の消失点は原稿用紙を大幅にはみ出していますが、
このような場合は別の紙を継ぎ足してそこに消失点を取ります。

(ちなみに断ち切り線とは原稿用紙端の方にある2本の実践のうち、内側の方。
 漫画を描く際、ここまでが印刷されるという線で
 ここでA4の原稿用紙を切るとB5になります
 新入生もこれはしっかり守ってくれました)

それでは具体的な描き方に移りましょう
haikei-b1.png
まず赤い横線が水平線、水平線上の赤い点が消失点です。
青い縦線はここでは中心線ですですが、境界線(ここではそう呼ぶことにします)でもあります。
この線に向かって消失点から線を引きます。
この線は書きたいものの高さや位置によって決まります。

haikei-b2.png
ここでは立方体のような箱ですが、
このようなものなら線をなぞるだけで簡単に描くことができます。
左右に消失点のある二点透視では、
物体の側面は境界線をはさんで同じ方向の消失点に、
上面や下面は境界線をはさんで反対側の消失点に従います。

haikei-b5.png

更に上方にある物体を描きたいときも手順は同じで、
消失点を目指した線を重ねることができます。



二点透視に関してはもう少し練り直そうと思います。

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背景講座② 課題

背景講座といっても
耳で聞いたり、人が描くのを見たりするよりも効果的なのは
自分でやってみること

というわけで実際の講座の中でも演習課題をやってもらおうと思っています。
その場でやってもらえばこちらもアドバイスしやすいので。

等間隔の線、これはもうやってもらうのが一番効果的だと思います。

課題-1
kagai-1.png
(1) 上図に等間隔の線を描き込みなさい。
(2) (1)で描いた等間隔線の上に同じ身長の人物を描きなさい(棒人間等でよい)。


あとは去年先輩にやらされた課題。
これは自分でも役に立ったと思うので。

課題-2
kadai-2.png
(1) 上図の消失点を探しなさい。
(2) 消失点を元に部屋の内装を描き込みなさい。
   なお、窓(側面の壁に)、棚、テーブル、カーペット、電灯、人物を必ず一つずつは入れること。

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背景講座②

前回に引き続き背景講座
今回は一転透視による背景の描き方です

haikei-a2
前回説明した「消失点」「水平線」を上図のようにとり、
ここでは青い枠を壁とする室内の背景を書くことで説明して以降と思います。

haikei-a3
まず、遠近法における「等間隔な配置」を説明します。
これができれば、室内ではタイル、畳、本棚、教室の机、
屋外では街灯、並木、建物の窓、道路の白線等など
様々な背景を描くのに応用できます。
ここで、上図の赤い線で書いたような間隔で物を配置したいとします。

haikei-a5.png
まず、赤い線と部屋の端で囲まれた台形の対角線とります。
そして、その対角線の交点と消失点を結んだ直線を描きます。これが中心線になります。
次に中心線と手前の赤い線の交点に向かって、
奥の赤い線と端の黒い線の交点から斜めの直線を引きます。
これによってできた反対側の黒い線との交点を結びます(一番手前の赤線)。
この図では書けませんが、
真ん中の赤線と黒線の交点と、中心線と手前の赤線の交点を結べば
更に等間隔の線を書くことができます。

haikei-a6.png
奥のほうでも同様の手順で等間隔の線を引くことができます。
(説明会では色をもう少し分けたり番号を振ったりしようと思います。)

これでなんとなく下の面が赤い線で床のように見えてくるとうれしいのですが、
実際床のタイルや畳はこれに沿って描いていくことになります。
また、人物や物を置くときもこの面が基準になります。

haikei-a8.png
これらの赤線に沿ってじゅうたんと壁の縦線を引くと上手のようになります。

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次に、青で示した場所に四角いものを置くことを考えましょう。
もちろん青い四角形の左辺も消失点から引きます。
また、横の線は一点透視なので水平線と平行になります。

haikei-a8-6.png

そして、頂点から水平線に垂直に下ろした線を引き、
物の高さが決まったらそこに向かって消失点から直線を引きます。

haikei-a8-7.png

この交点を元に、箱の上面の各点を決めることができます。
上面でも横の線は水平線と平行です。

haikei-a9.png

同じ要領で後ろの箱も描くことができます。
この箱の場合、上方は水平線より上にあるため、フカンとなり、上面は見えません。


haikei-a10.png


haikei-a11.png

壁から離れている場合も同様に描くことができます。
机のようなものは特にごまかしにくいので、しっかり描きましょう。
だだし、室内でも屋外でも、全てのものが同じ方向を向いているわけではありません。
また、三角形や円形の物体も当然あるわけです。
しかし、そういったものを書く場合も、この箱を描いてからそれに収まるように描けば
違和感無く描くことができます。

haikei-a12.png
人物を配置する場合もこれは当てはまります。
どうしても背景と人物をあわせられないときは、
まずロボットのような箱人間を描き、そこからそれに収まるように人物を描いて見ましょう。


次回は二点透視について説明しようと思います。
なんか重くなりそうですが…

テーマ : 同人活動日記
ジャンル : アニメ・コミック

背景講座①

 今回のコミケ原稿を読んでいたとき感じたのは、
新入生の全体的な傾向として見られたのが「パースのとり方が甘い」ということ。
もちろん、皆それぞれいいセンスを持っています。
ただ、背景が上手くいかないのはもったいないと思いました。
そんな理由で新入生のための背景講座、
もともとやる予定でしたが、この講座の役割は重いものになっています。
以下説明会の原稿(?)を数回に分けて掲載しようと思います。
ここがおかしい等見つけた方は遠慮なく言ってください。 


 ここでは、背景を描く上での基本中の基本を説明していきたいと思います。
(わかっている人にとっては完璧釈迦に説法ですけど…)
「上手い」というよりは「見やすい」「違和感が無い」をテーマに説明します。
基本が上手くいかなければ、
個々のパーツがいかに上手くても絵としてのまとまりがなくなってしまいます。
逆に、基本をしっかりおさえておけば、単純なものでも全体がまとまって見えますし、
いろいろな背景に応用できるようになります。

では、何故背景が重要なのか。
まず、漫画を描く以上、キャラクターが「いつ」「どこで」「どんな状況」なのかを
絵で説明しなければなりません。
状況説明がいちいち文字で書かれるのは、漫画としてあまり好ましくないでしょう。
もちろん特定の場所や時間を明確に表すには文字も必要です。
しかし、漠然と商店街や学校を表す場合、絵で表現した方が効果的です。
例えば、教室で皆が席について教師が前で話していれば、
説明文がなくても授業中だと分かります。
また、時刻を表すには、影を上手く使うという方法もあります。
基本的に夕刻になるほど影は長くなるので、覚えておくとよいでしょう。
ただし、漫画のメインはほとんどの場合キャラクター。
背景でキャラクターが沈んだりしないように注意が必要です。


haikei-1
まず、上の図を見て下さい。
此処には舗装された道とベンチしかありませんが、これが基本になります。
漫画おいてもイラストにおいても、物が実際そこに置いてあるように見せる必要があり
、ベンチやテーブルのようなものはそれがはっきり現れます。
(建物やタンスのような家具だと結構ごまかせますが、もちろんこれは良くないことです)

次に、『消失点』について説明します。これをはっきりさせることで、
見栄えのいい背景を描くことができます。
また、以降の説明や今後漫画を描く上でも必ず必要になります。
haikei-2
図のように、道の縁石やベンチの脚などを繋いだ線を引き伸ばしていくと一つの点で交わります。
これが「消失点」です。
一点透視では消失点が一つ、二点透視なら二つ、三点透視なら三つとなります。
また、この絵では絵の端に消失点がありますが、
場面によって絵の中央にあったり、絵の外にあったりします。
二点透視、三点透視の場合は大抵絵の外に消失点があります。

では、消失点はどこに取ればいいのか。
まず、横の長さ。
これは基本的にキャラクターが向いている方向や向かっている方向、
キャラクターがいる場所、アングル等に左右されます。
そしてどの高さに消失点を置くか。
これは『水平線(アイレベル)』上に置きます。
水平線の名の通り、空と海(陸)の境目です。
またアイレベルというのは、つまり「目の高さ」です。
基本的にキャラクターの目の高さに水平線はあります。
(これをずらすことで読者の目線をずらすこともできます。)

水平線で人物も建物もアオリとフカンが逆になります。
この水平線と消失点が上手く取れなければ、
キャラクターが宙に浮いていたり、逆に地面に沈んでいるような絵になってしまいます。
二点透視でも、消失点は両方とも水平線上にあります。
これらを意識するだけで背景も見栄えが違うものになるので、
これだけは必ずマスターしてください。


次回は水平線と消失点を使って具体的な背景を描くことを説明していきたいと思います。
長文失礼しました。

テーマ : 自作マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

「情状酌量の余地は無い」

昨日に引き続きコミケ本から
phoenix4-6
まあ見たまんま鎖を打ち抜くシーンです。
一応「不死鳥」はロボット作品なんですが、
今回は鎖鎌や銃を使った人間同士の戦いがメインになります。
鎖鎌といえば「ギルギアシリーズ」のアクセルを思い浮かべますが…

ryuji3
銃を撃っているのはこの人
「八島竜二」
HPの方の紹介ページでは長い間線画のみで
最近になってカラー画を描きました。
何か左腕長いんですが…お気になさらず。
キャラの立場的には主人公の親友。
日本を良くしようと主人公と意気込んでいるわけで、
当然昨日紹介したアニマスなどとは敵対しています。

メガネをかけてインテリジェンスな雰囲気をかもしていますが、
さり気身体能力も高い。
情状酌量の余地は無い」などの台詞に代表されるように
法律用語を好んで使います。
また「ルールを守らない奴は、ルールに守ってもらえない
など、法を守らない人間には容赦がありません。
「ルールは破るためにある」なんて言ったら大変なことになります。
正座5時間です。しかも見張りつきで。
とにもかくにも法律などに対しては絶対的な信頼を寄せてる人です。
「国家の品格」とは逆、「キミキス」の栗生さんに近いかな

まあ主人公にとってはかけがえの無い親友であり、
本人も主人公に対し有形無形のサポートを惜しみません。
まあそこら辺はボスなんかと同じですね。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

悪の秘密結社

報告
今日待ちに待ったコミックマーケット用の部誌が届きました。
プリンターから出力した原稿だったので少々不安でしたが、
届いてみるときちんと写ってました。
一安心と思って他の人の漫画を読んでみると…
一年生が上手い!!
ああ…何というか、私の一年はなんだったのか…
しかも、この上出来な原稿に先輩としてのアドバイスやら何やら言わなければならない
つか私一応支部長なので何か意見言わないといけない
もちろん逃げるなんて許されない
まあ原稿用紙の上手い使い方でも説明しときます

まあ落ち込んでいても仕方ないので、
今回の漫画の内容を少しだけ紹介
phoenix4-6
吹き出しの線と左下の女の子の口が無いのは
プリントした後アナログで描き足したのでご心配なく。
とりあえず悪の秘密結社の社名と、ボスの名前が明かされます。
(現在第四話)
真ん中にいるシルエットの連中が大幹部に当たります。
これでも全部ではないので、お話が終わるのに何年かかることやら…

まああんまり詳しいことを書くとネタばれになってしまいますが
一応こいつらは「自分達の正義」に従って
破壊活動を行う宗教集団です。
リアルの歴史を見ても、利益を求めた集団より、
思想によって団結してる集団の方が過激なことをする傾向にあります。
こいつらもその例に漏れず、怪獣を使って町を破壊します。
しかも構成員は基本的にそれが正しいと思い込んでるわけで、
説得もしづらい。
皆さんも注意しましょう。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

三人娘

人気ゲームToHeart2におけるマイナーキャラ
三人娘こと玲於奈、薫子、霞
タマ姉人気に押されて何かと除け者にされがちな…
2では奈々子よりも登場日数が多いにも関わらず、
みんな「あれ、そんな子いたっけ?」的な反応がほとんど。
ADではまー編にちらっと出てきはしたが、一分くらいで…
いや出番が少ないだけなら文句は言わない。我慢できる。
問題はキャラが少しも引き立ってない!!!
OPで出てきたときは「攻略できるのかっ!?」とぬか喜びをして
三日ですべてクリアしたはいいものの結局攻略できず…!!
TVでもOVAでもろくな出番がなかったし…
ああ…奈々子とかに比べるとまず製作者側に愛されてないなこりゃ…

kasumi3
一応隠すところは隠したつもりです。
とりあえずもっと貧乳を美しく描きたい。
元絵はこちら↓に
お絵描き@leaf,key板
えち板に描いた絵なのでもちろん18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。

サンクリの時は攻略できるようにと願いを込めて
BNLの時は「Leafがやらないなら俺がやってやる」的な意気込みで
それぞれ霞本と玲於奈本を作ったわけです。
そりゃ同じクオリティならタマ姉本とかの方が売れるのはわかっていますが、
三人娘ファンとして少しでも日の光を当てたかった。
「きっと三人娘が攻略できなくて残念がってる人がいるはずだ」
と思って売りに行ったわけですが、
結果、BNLでは合計で16冊を売ることができました。
まあ10冊売れればいい方かなくらいに思っていたので、
目標は達成したことになります。

しかし、冊数よりも何よりも嬉しかったのは
三人娘本を探している方に会うことができたことです!!
その方には満足していただけたようで、
三人娘を描いていてあんなに嬉しいことはありませんでした。
初めて”作る側”の喜びというものを知りました。
ちなみにその方とは次回薫子本を作ると約束したので、
頑張らなくてはなりません。

テーマ : 美少女ゲーム
ジャンル : ゲーム

カマキリ

怪獣・怪人をデザインするにあたり、
ある程度気を使うのは”直球”と”変化球”のバランス。
直球とは、怪獣でいえばゴジラ、レッドキングなど恐竜みたいだけど少し違うといった連中。
怪人でいえば蜘蛛男、ホースオルフェノクなどすぐにモチーフが分かるもの。
変化球とはブルトン、ハモニガン、エヴァの使徒など、
モチーフが分からなかったり、逆に単純すぎたりでシュールなもの。

しかし、ハモニガン 画像は無いのですが張る必要もない。
なんとハーモニカをそのまま45mに相似拡大しただけ!!
それが炎を吐いて暴れまわっている!!
流石の使徒もシュールさではハモニガンには敵わない。
もはや突っ込みどころがありすぎて、逆に何も言えない怪獣。
このハモニガン、捨てられたハーモニカが怪獣化したらしいので、
皆さん物は大切にしましょう。

少々話がそれましたが、
正統派、直球勝負の怪獣モチーフ どちらかと言えば怪人ですが
過去に蜘蛛、蝙蝠、蠍と描いてきたので次は蟷螂の出番。

noc-05

カマキリ型 「真空怪獣マデス」
見た目通り両腕の巨大な鎌をふるって戦います。
また、鎌から発生させる真空波も武器にします。
カマキリというと、自然に連想されるのは緑色ですが、
今回は鎌ということで少し死神のイメージも絡めてみました。
白いガイコツと赤い血のカラーです。
やっぱりただのカマキリじゃ面白くないかなということでこのようなデザインになりました。

それにしても仮面ライダーカリス
ハートマークとカマキリがモチーフなのですが、
ハートが元とは思えないほどカッコいい!!
(つかダイヤとスペード頑張れよ…)

テーマ : 自作イラスト
ジャンル : アニメ・コミック

姉成分を

創作同人誌のメインヒロイン「姫島翔子」さんです

姫島翔子


タイトルの通り、お姉さんキャラです。
私が好きなお姉さんというと
『ToHeart』の来栖川綾香、『WHITEALBUM』の澤倉美咲あたりでしょうか。
どうもタマ姉にはあまり萌えを感じませんでした。
もちろん素晴らしい女性だとは思いますが、私の場合三人娘が好きだからか…?
それはともかくこの姫島翔子。
キャラ的には美咲さん70%、綾香さん25%、タマ姉5%くらいです。(あてにしないでください)

私がデザインしたキャラクターの中でも主人公と並んで最古参、
中学くらいには原型がありました。(といってもキャラ的には原形とどめていません)
まあ自分の趣味にあわせて変わっていくわけですが、
大学に入るあたりから今の形に落ち着きました。

設定としては、幼い頃戦争で両親をなくし、親戚をたらい回しにされ、
なんとか頑張って大学に合格したと思ったら軍隊に徴兵されしまう…
そんな感じでかなり幸せ薄いです。
しかし、弟を守るためにひたすら頑張ってきたタイプで、
常に年下や弱者をいたわる強さを持った、そんなお姉さん。
逆に自分の幸せはどうしても後回しにしてしまいます。
世の中こういう人が損してしまうんでしょうかねぇ…。
そういう女の子が主人公と出会ってどう変わっていくのか。
ストーリーの軸の一つになります。
ただ、後日紹介する予定の主人公、
激しく俺様な性格なので、翔子のお姉さんはあまり引き立ちません。
かといって主人公をヘタレにするとエヴァっぽくなっちゃうよなぁということで。

まあこんな感じでキャラ設定などは積極的に描いていこうと思います。

テーマ : 自作イラスト
ジャンル : アニメ・コミック

正統派怪獣

本当ならオリジナルの主人公やら主役機体やら載せるべきなんでしょうが
新しいものを作る時間もなく…
そんなわけで過去の人気作品

noc-06.png


「地底怪獣コムザイン」
私がデザインした怪獣の中でも特に人気が高い怪獣です。
見た目通り正統派の恐竜型怪獣です。恐竜っぽいんだけど恐竜じゃない、そんな怪獣。
ゴジラ、ゴモラ、アーストロンなど昔の作品に多く、最近では減少傾向にあります。
それではさびしいと思い作りました。
私も怪獣ものの同人活動を微妙にしていますが、
やはり怪獣ものの王道を行きたいと考えているので。
地底から迫り、火をはいて暴れまわるわかりやすい奴ですね。
ところで、何で白いかというと、
こいつ実は”大根”がモチーフなのです。
ある時スーパーで大根を見かけ、その時ひらめいたのがこのデザインです。
といっても下半身は後からデザインしましたが。
ちなみに名前は”根菜”から。
まあとにかく、自分でもかなり気に入ってますし、
怪獣ファンにもそうでない人にもうける、成功した怪獣と言えます。


以下、愚痴です。
どういうわけか、うちの学部には「システム工学」という不人気な必修科目があります。
どの位不人気かというと、
「学部の人と友達になりたければシステム工学の悪口を言えばいい」
というくらい。私も嫌いです。
ただでさえウザいのに「シス工演習」というものまであるとは…
しかもグループ学習で私はなぜかエクセル担当。
この授業は学生をいじめてます。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 日記

何やらブログを始めてみました

こんにちは はじめまして
何だか周りでやってる人が多いとかそんな理由でブログを始めてみました。

まずは自己紹介
HN:シノタロス(東雲) 「東雲」の方が通ってるでしょうか?
              まあ他の人と被ってそうなのでこちらに
              モモタロスは桃太郎の鬼のイメージ
              ということは、私は東雲太郎先生に退治される鬼なのか…orz

趣味: 絵を描くこと (下手の横好き)
     同人誌を作る (たまに喜んでくれる人がいるとうれしい)
     特撮鑑賞 (ライダー、戦隊、ウルトラマン…最高です)

好きな漫画: 仮面ライダーSPIRITS とにかくカッコイイ
         ToHeart2-colorful note 可愛い TH2本を作る時のバイブル
         ワンピース マンネリを指摘する人もいますが私は好きです
                 絵を描こうと思ったきっかけでもあるので

好きなヒーロー:仮面ライダー BlackRX
  ファイズ、サイガ 特にアクセルフォーム 
                  アギト、ギルス  特にバーニングフォーム
                  王蛇、オルタナティブ・ゼロ
          ウルトラマン
          ウルトラセブン

好きな怪獣: ギエロン星獣、恐竜戦車、ゴモラ
         ムルチ、アーストロン、ブロッケン
         アイアン、マルチ、ダークロン
         ハモニガン
         サイギャング、ヒトデンジャー
         ハサミジャガー、マシンガンスネーク
         オルフェノク(スクイッド、ウルフ、ホースなど)
         グロンギ(バダー、ガリマ、バベルあたり)
              知らない人には何語かすらわからないかも知れませんが…

好きな女性キャラ:十波由真
            玲於奈、薫子、かすみ(九上院三人娘)
            HMX-13セリオ、HMX-11フィール
            お市(BASARA)
            梅喧  …可愛いといっても通じない

まあ伝わらない可能性が高そうですが
こんな感じの人間です


オリジナルでは『不死鳥』というタイトルのロボットものを描いています
まあなんですか、エヴァの使徒のようなよくわからない敵を倒す、
俺様主人公のお話です。
詳しい設定や世界観、用語などは今後の記事で書いていきたいと思います。

今日はこんな感じで

テーマ : プログはじめました☆
ジャンル : ブログ

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Author:DayBreak
暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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