読みきり漫画講座らしきもの① 補足

まあ理論だけでは面白くないと思うので、
実際の作品ではどうなっているのか見てみましょう。

ここでは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
尾田栄一郎先生の読み切り漫画『神から未来のプレゼント』
を具体例として使います。選んだ理由としましては、まず入手が容易ということ。
『バックトゥザフューチャー』は、TV等でもたびたび放送されていますしレンタルもされています。『神から未来のプレゼント』が収録されている『WANTED』は古本屋等にいけば100円で買えます。
あとはどちらもストーリー構成がしっかりしています。
『神から~』は尾田先生が新人時代に描かれたものなので、基礎がどのように使われているか見るには調度良いと思います。『ONEPIECE』になるともう尾田先生流に昇華されていて、いきなり参考にするのは難しいと思います。


それでは、まずクライマックスと目標。
『バックトゥザフューチャー』なら
「主人公マーティーは未来に帰還する」
『神から未来のプレゼント』なら
「隕石でデパートが破壊される」
「主人公ブランはそれを防ぐ」
といった感じです。
どちらも明確なゴールが設定されており、ほとんどのシーンがクライマックスに関係しています。

動機はどうでしょう。
マーティーの場合、過去に飛ばされたら帰りたいと思うのは当然。まして彼女が待っているわけです。もし過去に残ると決心するなら、そっちに動機の描写が必要でしょう。またマーティーは両親の仲を取り持つのも目標になります。ただ偶然出会った高校生で片思いにもなってない。これだけでは仲を取り持つ動機にはならないと思います。
ブランの場合も大勢(+自分)の命がかかってるわけですから、そりゃあ本気になます。

行動も見ていきましょう。
 マーティーは、両親がパーティーで一緒になれるよう奮闘します。家に詰めかけたり、ダースベイダーに化けたり、ロレインを襲う演技を考えたり。未来に戻る件も、ドクと一緒にいろいろ試行錯誤します。
 ブランは、隕石が落ちることを社長に話したり、拳銃を掏って爆弾を仕掛けたとウソの放送を流して客を逃がそうとしたり、いろいろがんばります。



私の響さん漫画では、主人公の橘さんは
「響さんをコンテストに参加させる」
という目標を持っています。

動機は…
「先輩のサンタコスを見たい」
といった極めて不純なものです。
とはいえ、スタイルの良い先輩のセクシーな衣装に興味のない野郎のほうが少ないように思います。ですが、普通は理性がそれを押しとどめます。それに、見たいからって行動に移すほどのことかというと…
しかし橘さんは、良くも悪くもこんな動機のために行動します。自分の欲望には呆れるほど素直な一方で、それを成し遂げるための努力や思考は一切惜しみません。

と、ここまで来て動機が変わるイベントが発生します。響さんの過去を知り、「同じ痛みを二度も与えたくない」といったものに変化します。これは、原作でも森嶋先輩や中多さんのシナリオにあった描写です。そして、橘さんの呆れるほどの行動力と思考力は発揮されます。

まあ橘さんは割と二面性のある主人公なので、ここでは精力善用してもらいましょう。
あと、描写出来ている自信はないんですが、自分の過去を清算するというのも橘さんの目標と考えていました。特にラストの元カレとの対峙、そして「あんたみたいな奴がいなければ、誰が傷つくこともないんだ」といったセリフ。この辺は、キミキスの光一なんかにはまずやらせません。光一ならコンテストを応援させます。ただヒロインを助けるだけの主人公でないのが橘さんだと思っているので。
過去に関しては、原作やってない人にはちょっと解り辛いかも知れません。
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暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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