デビリーマン 第1巻 感想

【なかなか楽しめる変化球】
 このところの人気作(相撲、ヒロアカ、ブラクロ)に王道作品が多い中、
 この『デビリーマン』はなかなか面白い変化球でした。
 まずキャラクターの掛け合い。名前の通り気弱で頼りない悪魔「マドギワー」と、
 見た目は可愛いけど、超が付くほどあくどい少年の「平 和(たいら あえる)」の
 掛け合いは、でがい方がビビッていると言う構図で楽しめます。
 
 ストーリーも、第一話では、お人好しなマドギワーを騙したチンピラを、
 渋谷駅周辺の人々を巻き込んで成敗する等、意外性がありました。
 その後も、弱者を虐める悪人達を、成敗していくことになります。
 和視点では、人助けのつもりは無く、私利私欲ですが、
 「海賊が財宝を狙ってどこが悪い!!」というくらいに突き抜けてます。

【リスクの不在】
 連載開始からしばらくは『背すじをピン!と』と掲載順で張り合っていましたが、
 ここ最近はつまらなくなって、掲載順も『磯部磯兵衛物語』を除けば最後尾争いです。
 『カガミガミ』でも書きましたが、このデビリーマンも、
 「主人公に弱点や障害が無い」作品です。
 和もマドギワーも、金を集めるというのは共通していますが、
 一方的に稼ぐ事が出来るため、特に苦労しなくても目標が達成可能です。
 これでは、目標に近づいても、ワクワクしません。
 ライバルは居ないのか、と思っていた所に、登場するのですが…

【障害たりえないライバル】
 能力にリスクが無くても、『デスノート』のLのように主人公の目標を妨げる
 ライバルがいれば盛り上がります。
 しかし、そういうライバルがいないのが、デビリーマンです。
 最初の能力者はまだ良い方で、それ以降は一方的に負けるだけになります。

 もう一つ、設定上の問題として。本作の悪魔との契約では、
 脱落(=死亡)条件が「全財産を失うこと」なんですが、
 勝負に全財産を賭ける程の動機が、主人公にもライバルにもありません。
 この契約条件の緩さも、ライバル戦が盛り上がらない一因だと思います。

金未来杯受賞作で、名実共に期待された作品だったと思います。
ただ連載順に関しては、作画と、リスク・障害の不在が原因ではないかと思います。


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テーマ : 週刊少年ジャンプ全般
ジャンル : アニメ・コミック

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暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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