30の発明からよむ世界史 (日経ビジネス人文庫)

歴史と言うと、政治や経済の話になりがちで、それはそれで大切なのですが、
この発明から歴史を読み解くと言うコンセプトは非常に面白いと思います。

とはいっても、流石に300ページ程度で各発明を詳しく書くのは無理。
基本的には「広く浅く」の話になります。まあ、細かい話は専門書で、と言うことになりますかね。
ただ、地域別の話題も多い為、発明史を俯瞰するには最適な本だと思います。




以下に、30個の中から個人的に興味を持った項目を挙げていきます。

・酒
 自分もお酒は大好きですが、各地域の歴史や役割が興味深いです。
 メソポタミアにビールがあるのは知っていましたが、7,000年も歴史があるとは驚きです。

・文字
 絵から発展していく過程が紹介されますが、その中で「契約」の登場は面白い話です。
 所謂くさび型文字の石版が、何故契約に向いていたのか、文字や契約の歴史を知る上で
 大切な要素だと思いました。

・ガラス
 何気なく目にするガラスですが、量産されるようになるのは結構最近だと言うのは、
 この本で知りました。原理的にも面白い話です。
 また、メソポタミアでのガラス作りも、経験則からでも作れそうと言うのがわかりやすかったです。

・鉄
 人類が最初に使った鉄が、○○だったとは。(異説があるのかは分かりませんが)
 科学技術的にも面白いですし、一方それとは違ったロマンを感じさせてくれる話でした。
 
・ゴム
 鉄やガラスと同様、日常生活から最先端科学まで使われるものですが、
 植民地や戦争等重い歴史の上にあることも同様なようです。
 仕事で有機溶剤に強いパッキンを探すのに苦労した事がありますが、
 その理由も解りました。

・ロケット
 こちらも、戦争の道具として発展した歴史があります。
 戦後は(東西冷戦の産物と言う側面もありますが)ロマンを乗せたロケットとして
 発展する歴史も知る事が出来ます。
 しかし、最近はまた兵器としての研究開発も盛んなようで・・・

・蒸気機関
 やはりワットが有名ですが、彼が蒸気機関を作る前の蒸気機関や、
 彼が加えた改良等がわかります。
 原子力の核分裂の発電や、完成にはまだ掛かりそうですが、核融合発電でも、
 ようするに蒸気機関になるので、まだまだ発展しそうです。

・ダイナマイト(火薬)
 TVゲームの『クラッシュバンディクー』でも、触るだけで爆発する「ニトロ箱」がありましたが、
 それを如何にして実用的なものにしたかがわかりやすかったです。
 しかし、便利なものには危険な使い方もあると、改めて実感させられます。

・ペニシリン
 失敗を如何に成功に結びつけるかが大切とされますが、
 このペニシリン開発もそうした苦難の歴史があると、知ることが出来ます。

・半導体、コンピューター
 これは、自分の専門ではないので、図が欲しかったところです。
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暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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