シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問

【遠い夜明け】
難民問題が叫ばれて久しい中、ある父親がスウェーデンで難民登録をするまでの話です。
それと平行して、アフリカ難民の話もあります。
どちらも、社会や国家が助けてくれないため、というか国家とテロ組織から平等に虐待されるため、
難民としてヨーロッパを目指す過程が紹介されます。

シリアやイラクでの停戦後も、難民自体は減らない可能性もあるとのことで、今後も世界が考えるべき問題でしょう。

【止まらぬ流入】
インターネットの普及に伴い、あるルートを閉ざしても、別のルートが開拓され、瞬時に共有される流れが出来上がっているようです。
海路は言わずもがな、陸路も山あり谷ありのアジア・ヨーロッパの境を取り締まり切るのは不可能。

一方、人口も多く、特定のモノに依存しない経済を持つヨーロッパの不手際が語られます。
日本と違って中東やアフリカに揉め事の種を蒔いたヨーロッパが御託並べているのは滑稽です。

【非合法な密航業者】
筆者さんが集めたのは難民の声だけでなく、密航業者へのインタビューもあります。
短いですが、インタビューに至る苦労も紹介。

私腹を肥やす奴らがいる一方、現場には本人も難民である密航業者な場合もあるそうです。
考えてみれば、非合法な組織の末端は、他に行くところの無い人間になるので、中東やアフリカでは難民なのでしょう。
日本のように、ニートにしておくのは、経済的・文化的に合わないのでしょうし。
ISの戦闘員になる人もそうですが、経済的な事情で非合法な組織に協力せざるを得ない場合は多そうです。

粗悪な救命胴衣を売る業者もいるなど、人道危機です。
しかも、非合法な組織が儲かっても、国の財政は上がらないという悪循環があるようです。

【何故難民になるのか】
難民になる側も、ヨーロッパまでの道のりは厳しく、辿り着いても差別偏見に晒されることは、理解している。
何故そこまでと言えば、テロ組織だけでなく、自国の軍隊や警察から追われ、また真面目に働いても儲からないから。
似た仕事をするなら時給がいい所となりますし、10倍以上時給に差があったら、多少非合法で危険なことでもやる人は増えるでしょう。
黙っていても殺されるなら、逃げます。それが普通のリアクション。
この本を読んで、難民になる人もやはり人間であると改めて感じました。

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暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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