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知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義

【序章・21世紀の政治家達】
 やはりトランプさんの話題は出ました。
 ただ、本書で特筆されていることは、「大口献金への無依存」です。
 極右極左で分かれるトランプ・サンダースも、ここは共通。
 危険性はある一方、既存のシステムへの不信不満は大きいようです。

 そして、世界の覇権を目指す習近平・プーチン等の面々についても
 語られます。あらたな帝国時代、いや世界的戦国時代ですかね。

【第一章・イスラム国とその変遷】
 欧米がアラブ諸国の「平和的なカリフ誕生」を邪魔し続けたことと、
 何とかの一つ覚えで「民主主義・資本主義」をゴリ押ししたことの結果ですね。
 イスラム国の変遷や潰し辛い要因も書かれ、こちらも解り易くまとまっています。
 また、かつての植民地支配の問題なども解説されているため、
 中東を理解する上では一読の価値ありです。

【第二章・ヨーロッパ人の虚像】
 移民問題で割れるドイツもさることながら、
 やはり今年のポイントはイギリスでしょう。
 この本が書かれたのは16年5月なので、池上さんの予想以上に大荒れではないかと。
 それはともかく、ヨーロッパでの、テロ対策や移民対策について解説されます。

【第三章・アメリカ流ピューリタン】
 トランプさんらの話から、アメリカの選挙制度や
 アメリカ流のピューリタンなど歴史にかかわることが紹介されます。
 「戦争は誤算に基づく」なんて言いますが、
 湾岸戦争で父ブッシュが考えた対策でも、フセインは妥当しきれず、
 ビンラディンという新しいアメリカの敵を作ってしまった構図。
 で、息子の方が更に余計なことを・・・からのトランプさんの流れが解り易いです。

【第四章・独裁化が進む中国と北朝鮮】
 習近平さんや金正恩さんがどのようなことを考えているのかが紹介されます。
 ただ、どちらも強気な言動を続ける一方、情報には過敏な様子。
 毛沢東さんやその後からの負債の話もあり、これはアメリカ云々以前に
 危ない国ではないかと思いました。日本もとばっちりを食らわないように
 気を付けなければですけど。
 
 カンボジアの漫画の件は、わりと面白い雑学かと。
 
【第五章・世界の諸問題】
 この辺は話が細かいので、本書を読んで、と言う事になりそうです。
 地球温暖化などが紹介されますが、そこにも世界の貧困問題の影が見えます。
 いろいろ問題はあれど、根っこは一つと言う事でしょうか?

【第六章・安倍政権の動き】
 日本の安保問題は国内でも海外でも、関心事かと思います。
 日本の技術力と財力は、他の国にも無視できませんし。
 やはり、もう少し日本としてどうするのか、考えなければいけないのかもしれません。
 ただ、アベノミクスの現状を見ると、不安もあります。


夫に死んでほしい妻たち (朝日新書)

【無縁社会の女性達】
 以前『東洋経済』で「電車の落とし物」で御骨があるという記事を見ましたが、
 遺族視点で何故電車の中に置いていくのかが分かりました。
 核家族化、近所付き合いの希薄化が進み、
 夫婦だけで育児などは解決しなければなりません。
 現状の問題や意識を、色々な調査・アンケート、そして女性の実話を基に、
 激しい文章で綴った一冊です。

【何気ない男性の一言】
 子宮頸がんに対する発言などは男性が聞いても引きそうですが、
 給料に関する話題などは、うっかり出てしまいそうで、
 気を付ける必要がありそうです。

【男性視点に入れ替えると】
 この本を読むと、女性の怨念が伝わってきますが、
 多少名刺を入れ替えれば男性にも共感できると思います。
 例えば、最初のエピソードであれば、
 「顧客と下請けから問い合わせが来て大忙し、
  でも上司はのんびりお茶を飲んで、「給料出してるのは俺の方」と言ってきた」
 みたいなシチュエーションでした。
 ワザとにしろ天然にしろ、ムカつく話だと思います。

【何故離婚できないのか】
 詳細は本書ということになりますが、
 やはり生活費や育児を考えると離婚しづらいようです。
 しかし、これも男性で言えば、会社の上司がウザくても
 「車のローンが」「若いうちに辞めると退職金が」「親族・友人への見栄が」
 などあるので、一概に女性がわがままというわけではないと思います。

基本的に夫婦の話題が多いのですが、
職場の女性社員に対しても気を付けなければいけないと思いました。


世界から戦争がなくならない本当の理由

【第1章・戦後日本の実像】
 終戦から戦後処理の流れが解説されます。
 東京裁判の違法性等を論じた本はあり、この本でも論じられます。
 この本でのポイントは
 「日本人が主体的に戦後処理を行わなかったこと」です。
 言われてみれば、自主的に外国にした事があったかと言われると、
 出てきませんね。国の基本的なシステムについても同様。
 国全体でも、個別の戦闘でも「なぜ負けたのか」を論じない、
 という体質は、改善していくべきだと思います。

 ただ、個人的には「外圧でしか変われない国」ではなく、
 「外圧で表面だけ変えた」という方がしっくり来るようにも思いました。

【第2章・アメリカ帝国の興亡】
 超大国として第一次世界大戦以後世界をリードしてきたアメリカですが、
 ライバル・ソ連や、その後の中東問題において、強国の立場が揺らぎます。
 アメリカが、どのような動機で、ベトナム戦争~イラク戦争を戦い、
 どこで躓いたのかが解説されます。
 「敗戦国の方が歴史に学ぶ」と言いますが、どうやらアメリカは、
 敗戦から学んでも喉元過ぎれば熱さを忘れるようです。
 ヒラリーさんやトランプさんにも、歴史を学んで動いてほしいです。
 
【第3章・冷戦終結とその作用】
 キューバ危機という単語は、中学校の歴史教科書でも習いましたが、
 後から判明したことなどを踏まえて「どのくらいの危機だったのか」を
 知ることができます。
 また、冷戦終結後、労働力や経済がどのように影響したのか、
 あるいはこれから影響するのかも、分かりやすく解説されています。

【第4章・戦争報道のポピュリズム】
 「命中した映像しか公開されませんから」
 この言葉は印象的であり、今後世界の動きを見るうえでも重要でしょう。
 朝日新聞の件は、今で言う
 「ポピュリズム(合理性よりも、一般人多数のウケを狙う)」ですね。
 日露戦争の時は暴れる民衆を抑え込んでいたので、
 日中戦争以降は新聞社と政府合わせて、情けなく感じます。
 それらも踏まえて、「民衆に信じ込ませる」ことの危険性を感じます。

 アメリカのベトナムでの失敗例が紹介されますが、
 イラク戦争ではネットの普及で上手く経験が生かされなかったようですね。
 その辺は、ロシアの方が上手いと思います。(上手いのが素晴らしいかは別)

【第5章・新しい冷戦構造】
 第一次世界大戦から、冷戦の流れが紹介されます。
 「最後の授業」の美談に隠された歴史なども踏まえられています。
 マーシャルプランの有効性やアメリカ視点での利点は面白いです。
 NATOとワルシャワ条約機構の対比も、興味深い話ですが、
 結局のところ冷戦が終わるまでは、ソ連本人も含めて共産主義に
 振り回されていたんじゃないかとも思えました。

 一方、ヒトラーの政策については、自動車・道路産業等に力を入れていた
 ことについては触れられておらず、後の記述では絶対悪扱いなので、
 このポイントは意図してバイアスをかけているのではないかと思います。

【第六章・果てしない民族対立】
 旧約聖書の時代から対立しているユダヤとアラブ。
 元々仲が悪いのもありますが、最近では石油も絡んで複雑化しています。
 しかし、第一次世界大戦前など、バランスをとっている時期もあったので、
 やはりイギリスの三枚舌外交の罪は重いと考えられます。
 
 ざっくりとではありますが、ほかの地域のテロリストの行動などや
 イスラム世界における過激派とそれ以外の対比を踏まえ、
 今に至るパレスチナ問題が解説されます。

【第7章・アジアとアフリカの実像】
 日本では、知っているようで知らないアフリカ・アジア。
 主にアンゴラ、ソマリア、カンボジアについて解説されます。
 
 アフリカでは、西欧列強に散々引っ掻き回された後、
 さらに冷戦でも引っ掻き回される歴史です。
 「ソマリアの海賊」等も、出てきた時期や経緯を知ることができました。

 カンボジアは、例よってポル・ポトとCIA。
 歴史を学ばないポル・ポトはどうしようもないとして、
 彼を生み出してなお、ビンラディンを生み出したCIAにも、
 歴史を学んでほしいと思いました。


戦後経済史は嘘ばかり (PHP新書)



【GHQの成果は…】
 GHQが、歴史の授業のイメージ程仕事をしなかったのは
 よく言われますが、この辺がデータで語られます。
 むしろ、無能な働き者だった感じにも思えました。
(そもそも国のシステムを変えるのはあくまで内戦とも言われますが)
 高度経済成長前も、先人の不断の努力かあったのでしょうが、
 役人側の工夫とあえて何もしなかった部分が分かりやすかったです。

【インフレの種類】
 金の過多によるインフレと、
 供給不足のインフレを分けて考えるべきという話です。
 当然、どちらもそれぞれに対策があるので、
 間違えると余計に経済を混乱させてしまう例が、
 具体的に説明されます。
 政府と日銀にも、これらの過去に学んで欲しいところです。

【ミクロ経済とマクロ経済】
 戦後のマクロ経済学が発達する前から、レーガノミクス等を踏まえて、
 マクロ経済で意味のあることと、ミクロ経済でしか意味の無いことが
 解説されています。
 確かに、個人で予算をケチれば節約になりますが、
 国が歳出をケチって経済が停滞するでしょうらね。

【日本のタテ割り社会】
 日銀が独立した経緯が解説されますが、
 こんなんでいいのかと言う気分になります。
 しかし、それが今日までの経済問題の遠因でもあります。
 戦前も、国会や内閣の他に、枢密院や元老院があって、
 統一的な政策がやりづらかったとも言われますが、
 そういう所がまだあるというか、更に作ってしまったというか。
 
 また、公定歩合の「勝ち負け」等、変な慣習で、
 マトモな経済政策が出来ないことの片鱗も感じました。

人種差別から読み解く大東亜戦争

【第1章・戦争原因の考察】
 大東亜戦争勃発の原因を色々な視点から見ています。
 実際にはどれがと言うよりは各々が絡み合っているのでしょうが。

 ただ、一般的な説に加えて、「人種差別」という原因が存在し、
 それに対する昭和天皇のコメント等も載せられています。
 皇太子時代にはヨーロッパにもちょくちょく行っていましたし、
 全てではないにしろ、国民と白人の状況を踏まえてのコメントです。

【第2,3,5章・人種差別と植民地の歴史】
 白人の人種差別の歴史です。
 有色人種を徹底的に破壊し、文明化等と正当化する歴史で、
 生々しい物です。リンカーン大統領の差別発言は意外でした。
 彼としては、黒人に同情して奴隷解放をしたのではなく、
 黒人を資本主義に組み込む等、経済的な効果が狙いだったんでしょうか。
 モンテスキュー等、歴史の授業で習う民主思想や奴隷解放関係者の
 歴史が見られます。
 しかし、「大東亜戦争の大義」を語る本としては、
 白人側の歴史が長かったとも感じました。
 (主題は伝わってくるのでいいのですが。)

【第4章・奴隷貿易に立ち向かった男】
 キリスト教を広めると称して侵略を行うのが、近世の常套手段ですが、
 日本も例外ではなかったようです。
 天下統一後の秀吉と言えば、朝鮮出兵等良くないイメージがありましたが、
 一国の指導者としてマトモな事もしていたと分かります。
 ただ、結果ポルトガルがどのような反応をしたのかがわかりづらかったです。

【第6章・日系移民の屈辱】
 主にカリフォルニアでの人種差別問題です。
 実際に悪事を働いたならともかく、どうして妄想だけで他の人種を
 ここまで侮辱出来るのかと思ってしまいます。
 セオドア・ルーズベルトは、外向的な理由からですが、日本を擁護。
 しかし、デマがデマを呼んでいる状況では、大統領も州知事も無力。
 そして、過激な大衆意見が政治にも染み込むポピュリズムが育っていったようです。
 最終的には、排日移民法がアメリカ全土で施工。
 これが戦後まで続いたとは寒気がします。
 また、今の欧米でのアンチイスラムにも通じるので、その辺も興味深い流れでした。

【第7章・差別撤廃の遠い夜明け】
 国際連盟成立の過程で、日本が如何に人種差別撤廃の為奮闘したかが紹介されます。
 多数決を無視してまで日本側の妥協案を呑まない所に、白人主義の独善が現れています。
 当時の大隈重信のコメントや、読売新聞の社説もあり、日本人の落胆が垣間見えます。
 そして、世界は人種的闘争に向かうとの予想も出されますが、
 ナチスの台頭、大東亜戦争勃発、その他ユーゴや中東もそのような感じなので、
 当時から世界が抱える問題なのでしょう。

【第8章・大東亜の公憤】
 日本人が憶えた「怒り」「憤り」、これらが積み重なって開戦に向かう様子が、
 当時の知識人の日記等から伝わってきます。
 また、重光葵の、アジアでは民族自決が認められない事への怒りも、手記から感じ取れます。
 民族自決を称えたウィルソンが、人種平等条項を無理矢理否決した張本人ですしね。
 大東亜共同宣言等、戦争の大義や、他のアジア諸国のコメントも詳しいものです。
 
 付録の大東亜共同宣言と合わせて、今の日本人も知っておくべき事だったと思います。
 本の纏め方としては、あくまで歴史の授業で有耶無耶にされる視点を示し、
 最終的な判断は読者に任せるという形です。


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Author:DayBreak
暇な同人活動をしている大学生 シノタロスが、オリキャラや葉の話などをするブログです 

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